D21 はじめての移植②
手術室に連れて行ってくれたのは、女性の培養士さんでした。
パーテーションの後ろで下だけ脱ぎ、手術台へあがる。まだドクターは来ていない。
手術室って、色々器具が置いてあって怖くなる・・。
私「痛いんですかね」
培「うーん・・そうですねえ・・人工授精みたいな感じですかね~」
私「SEETみたいな感じですかね」
培「そうそう、SEETと一緒のチューブ使うし、そんな感じですよ」
SEET程度なら大丈夫そう!
とちょっと安心する。
なかなかドクターが来ないので、培養士さんに色々聞く。
私「移植後って、安静にしたほうがいいんですか?」
培「全然、気にせずに普通に生活して大丈夫ですよ^^」
培「皆さん気にされるんですけど、トイレに行っても、おりものが出てきても、
卵が出てくるって事はありませんからね^^色々気にせず、普段通り、リラックスして過ごすのが一番ですよ」
そうこうしていると先生が来て、処置が始まる。
まず、エコーして内膜をチェック。
次に、入り口をキリキリ開く例の器具。これもいつも通りだ。
次、消毒。痛いかも・・と覚悟していたが、まあ大丈夫。不快だが痛くはない。
次、チューブ。生理痛のような痛みがあるが、我慢できる程度。
先生が「リーチ!!」(よく聞き取れないがこう聞こえた)と大きい声で言ったので、
今卵さんが入ってきてるのかな??と思う。
その後チューブを抜いて、もう一度エコーして、移植終了。
先生「ホルモン値がちょっと低かったから、今日も採血してね」
と言い残し、退室。
えっホルモン値低かったの?と思い、培養士さんに聞くと、
「ちょっと低かっただけですよ、その分サポート(薬)するから大丈夫」との事。
終了後は安静時間なし!そのまま採血と筋肉注射へ。
前回筋肉注射を腕にして失敗したので、お尻にしてもらいました。
「この前腕にしてすごく痛かったんです!」と伝えると、
「ああ、この前「腕でいいです!」って言った子だね笑」て覚えてました。
「今度は痛くなりませんように~」って、注射してくれて、丁寧に揉んでくれました。
そのおかげか、全然痛くなかったです。
帰り道、お腹に卵さんがいるんだ!今一人じゃなくて、卵さんと一緒にいるんだ!
て思ったらなんか幸せな気分でした。
心の中で卵さんに話しかけるようになりました。
家に帰って、家事をして、ちょっと寝て・・
夜は職場のイベントがあるから出勤しました。
培養士さんが普段通りでって言ってたし、そうしようっと思って。